フランス王道スカッとするバラエティー番組：つぶれかけレストランを立て直せ Cauchemar en cuisine

最近、フランス人旦那とはまっているフランスでは超有名なバラエティー番組、Cauchemar en cuisineを紹介したいと思います。

フランス語を学ばれている方にもいい番組だと思います。

番組概要

フランスでは超有名な大御所料理人Philippe Etchebestが、つぶれかけのレストランに出向い、問題点を見つけ一緒に克服し、数週間かけて立て直す番組。

番組の魅力

Philippe

この番組の魅力は、なんといっても料理人 Philippe。辛口毒舌で全くひるまないPhilippeにスカッとさせられます。

例えば、前回みた回。レストランのクレープ屋さんを親子経営しています。

Philippeは店内に入る前にまず、アクセスの良さについて評価。

この回では、手書きで書かれたプレートのメニューにローカル食材を使ったメニューが高評価。そうです。Philippeは毒舌ばかりでなく、ほめるところはほめてくれます。

店内のデコレーション、そしてレストラン内ではタブーな動物（犬）が店内にうろついいることについて指摘します。

そして、注文したクレープが来た瞬間もう怒り爆発。なんと生のクレープが運ばれてきたのです。

キッチンに怒鳴りこみ（？）にいくPhillipe。掃除されていない汚いキッチンに、賞味期限切れの食材、新鮮なはずの野菜はカットされたままそのへんに置かれているという不衛生さ。カビが生えたキッチンの片隅を見て、ブチ切れるPhilippe。

毎回、レストランのシェフはPhillipeに逆キレ！がお決まりですがPhillipeはひるまず強い口調で問題点を並べます。

フランスの景色

毎回レストラン近くのローカルな綺麗なフランスの景色をカメラに回してくれるこの番組。これをみながら、フランスってやっぱり綺麗だなと旅行したくなるのもこの番組の魅力。

料理

つぶれかけレストランのシェフは毎回、Phillipe直伝の料理を一品教えてもらいます。それが未来の看板料理となり、復活を試みます。毎回旬のローカル食材を使って初心者でも作れそうな（？）シンプルで見た目もオシャレな料理を紹介してくれるので参考になります。

店のビフォーアフター

毎回、店を魅力的なデコレーションにしたり、キッチンの器具を使いやすいように改築します。このビフォーアフターが、つぶれかけレストラン関係者とともに私はとても楽しみにしています。どれだけお金をつぎ込んだんだ？（笑）と思わせる工事に新品の器具を見て、レストラン関係者も目を輝かせて更にやる気になります。

レストラン関係者のビフォーアフター

これが一番の魅力でしょうか。レストラン関係者は最初は諦めかけていることが多いです。もしくはPhillipeに店の酷評を何度も告げられ、現実を受け止められずにいた従業員たちが、少しずつPhillipeに耳を傾け、少しずつ事の重要さに気づき、最後には皆一丸となっていいレストランにしたいと心ひとつになっていく瞬間瞬間が見ていてとても心温かくなります。

お勧めの回

私はこの回で泣きました。Phillipeも泣いてました。

オーナー兼サーバーの働くママ。この若くて綺麗なママは５人の子持ち。

レストランを経営してからの立ちはだかる数々の困難に背を向けず、頑張る姿に応援したくなる回でした。更に私が涙したのは、その子供たち。親の頑張りが報われないことの一番の被害者でした。この子供たちのためにも頑張ってと心から思った回でした。https://www.youtube.com/watch?v=aQYcSm_wsXk

コロナ規制でレストランにいけない今、この番組をみてPhillipeとレストランに行った気分を味わってみてください。