フランス語を学び始めたときに、フランス人の先生から薦められた方法です。
子供用の絵本は、フランス語の基本会話を楽しく学べるだけでなく、その国の習慣や食べ物、文化も垣間見れます。
今回は、フランス語の先生からじきじきに教えてもらったフランス語の勉強に適した絵本を紹介します。
1,PETIT OURS BRUN
この絵本は、フランスでもカナダケベックでも年代を問わず人気です。
うちの旦那も小さいころにたくさん読んでいたらしいです。
PETIT OURS BRUN(小さな茶色いこぐま)の日常生活を描いています。
しかもほとんどが単文。だから、文法を分析するのも簡単です。
シリーズ化しているので、覚えたい単語がのってそうなタイトルから本を選ぶといいかもしれません。
例えば、PETIT OURS BRUN n’a pas faim(おなかがすいていない茶色のこぐま)というタイトルの絵本は絵のページを入れなければ、7ページだけ。
この7ページで、食事系の単語を数えると、10くらい学べます。(manger,vouloir,avoir faim,ouvrir,la bouche,la soupe,froid,c' est bon,cuillère,pour “quelqu'un”)
この絵本のいいところは、本の文字数が少ないのに、カテゴリー別での単語数が増やせます。
作者 |
Claude Lebrun ・ Marie Aubinais など |
絵 |
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国 |
フランス |
最初の出版年 |
1975 |
これは、フランスのガレット文化を改めて学べる回です。Petit ours brun aime la galette des rois.
絵本を読みながらフランス語と文化が楽しく学べます。
2,T'choupi
T'choupi という名前のペンギンの子供の男の子の日常を描いた絵本です。この絵本もフランスの子どもたちにはとても人気があります。
PETIT OURS BRUNよりもページ数が多いので、少し複雑に思いますが、単文で読みやすいです。
Petit ours brunだと物足りない方にはお勧めです。
こちらもシリーズ化しています。
作者 |
Thierry Courtin |
国 |
フランス |
シリーズ最初の出版年 |
1997 |
フランス語を学び始めたときに、この絵本を読んで、faire(jouer) +de +楽器の使い方をここで勉強しました。
3,Caillou
Caillouはカナダの絵本です。‘Caillouという男の子の日常を描いています。
もともと子供向けのアニメとして、テレビ放映されて人気になったのがきっかけで絵本を作ったようです。
ケベックならではのフランス語もでてきて、読んでいて楽しいです。
この本は、レベル1から3までありますので、レベルに合わせて勉強もできます。(上の写真のものはレベル1です)
レベル1
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語彙数125-175 単文 基本的な単語
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レベル2 |
語彙数175-250 複文 よく使う単語
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レベル3 |
語彙数250-350 重文 豊富で変化に富んだ単語 |
うれしいことに写真付きの辞書もついてます。(↓レベル1のもの)
作者 |
Christine L’Heureux |
絵 |
Helene Dusputeaux |
国 |
カナダ |
シリーズ最初の出版年 |
1997 |
一番わかりやすいフランス語の参考書
この参考書は、10年前に大学で初めてフランス語を勉強し始めたときに、フランス文学の大学教授から教えてもらったもの。
勿論、日本から離れたケベックにも持って行っていますし、10年たった今でも文法で躓いたときに、助けてくれます。
基本がすっきりわかりやすく書かれています。
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