私はカナダのフランス語圏ケベックシティに住んでいます。
ジョークが好きなケベックの人たちは、ケベコワ(ケベックで使われるフランス語)を使いながらギャグをよくいいます。最初のうちはスタンダートフランス語(フランスで使われるフランス語)と発音も単語の使い方も違うのでよくわかりませんでしたが、段々とケベコワに慣れてきてギャグが分かるようになってきました。
今日は、そんなケベコワでのギャグが詰められたCMを見つけたので紹介したいと思います。
(ちなみにフランス人のうちの旦那はこのギャグがわかりませんでした。)
まずはビデオから
このCMで使われるケベコワは
ケベコワ |
スタンダードフランス語 |
日本語 |
frencher |
embrasser |
キス |
mets-en |
bien-sur |
もちろん |
ちなみに、Ketchup French'sはカナダのケチャップのブランドです。
これが分かればギャグも分かります。
ほかにもケベックのフランス語をより知りたい方はこちらを参照ください。↓
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【単語帳付】なぜカナダ・ケベックではフランス語が公用語?訛りは?
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下記ギャグの解釈です。
女性がポテトを食べようとするところに見知らぬ男性が French's-tu?(キスする?)と声を掛けます。そのあと、Ketchup French's( French'sという名のケチャップ)を見せながら、ケチャップのよさをアピールします。つまりFrench's-tu?はキスする?とナンパかな?と見せかけて、French'sを食べるか?口の中に入れるか?French'sとキスするか?(embrasser avec la langue)というギャグです。
最後にmets-en(もちろん)と女の人が答えますが、これもギャグ。
mets en =(ポテトに)つけます(mets de la moutarde = mets-en)という意味でもあります。
そういえば、、、ケベックといえばJe me souviens というモットーを掲げています。
車のナンバープレートにもJe me souviens と書かれています。
このモットー精神は、英語圏とフランス語圏でのカナダの戦争を思い出そうとか、フランス語圏であることを思い出そうとかいろいろ説はありますが、これを使ってよくギャグも使われます。
Quelle est la devise du Québec?(ケベックのモットーは?)と質問して、答えが、Je ne me souviens pas.と答える。これこちらでは、お決まりのギャグみたいです。日本で言うと布団がふっとんだくらいなイメージでしょうか?笑
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ということで今日は、ケベコワのギャグを紹介してみました。