一度は落ち着きを取り戻したケベックでも、この夏コロナの脅威から逃れられずに第7波が発表されました。
周りでもこの夏にコロナに感染した例が多く、まだまだ油断できません。
そんな中、先日2歳になる息子が手足口病を患い、急いで近所の薬局に行った際、いつも購入する子供用解熱剤(Tylenol)が棚になく、別の解熱剤を購入しました。以下、薬剤師さんとニュースから得た、カナダの今夏のこども用解熱剤不足についてです。
在庫が少ない解熱剤の種類は?
ケベック州薬剤師協会会長のボルデック氏によると、Tylenol, Advil, Motrin ,Tempraの大手4社のこども用解熱剤の製造が間に合っていないようです。
コロナが出始めたころ、こどもは感染しても重症化しないケースが多かったのに対し、近年の変異種のコロナはこどもも高熱や頭痛など不調を訴えるケースが多発しています。結果、解熱剤の需要は今年の冬頃から(子供たちもコロナに感染し重症化するケースが増えている時期から)徐々に上がり続けているとのことです。
ちなみに、薬剤師さんによると、上記4社以外の解熱剤は、難なく入手できることから、買い急ぐ必要はないとのことです。ただし、いつも購入している製造社の薬がない場合は、薬剤師さんによく相談することが必須とのことです。
今後は?
しかしながら、使用期限が定められている薬は、この先も製造が追いつかず、購入が困難になるということは考えられにくいとのことです。
そのため、ケベック州では、今年の夏が終わるころには在庫切れの棚を見ることはなくなるとの見解を示しています。
お隣オンタリオ州は?
そんな中、こんな記事も見ました。
お隣オンタリオ州トロントでは、1か月前から市販の風邪薬などの卸売業者の製造が追いつかず、すべての患者に薬がいきわたっていないとのこと。
参考 https://ici.radio-canada.ca/nouvelle/1895990/penurie-medicaments-rhume-grippe-ontario
コロナが本格的な脅威を与える秋・冬が来る前に、薬が問題なく購入できる日がくるといいのですが・・・。
授業の様子 https://www.facebook.com/nihongokeisho