今年の夏はケベックのRue partagéeで楽しもう

コロナが流行りだしてから、自粛モードのために思ったように外出できない。旅行もいけない。いける場所が限られると感じる人が多いと思います。

そんなひとたちのために、ケベックでは今年夏にRue partagéeを設けました。

Rue  partagéeってなに？

Rue は道路　partagée は共有

その名の通り、普段は公道の車道として使っている道路をみんなで共用して、楽しみましょうという政策。

Rue partagéeに選ばれた車道は、車での走行は20 km/hで、歩行者優先となります。Sault-au-Matelot 通り(Vieux-Québec) やSainte-Claire (Saint-Jean-Baptiste) 通りなどの繁華街が指定され、多くの人でにぎわっています。

市が選んだ通りとは別に市民が申請して指定された（される）通りもあります。

なお市民の申請書類の受付は6月30日で締め切っています。

指定される車道の特徴

• 地元のお店や緑地へのアクセスを促進できる通り
• 住宅街や商業、観光または歴史的な通りであり、歩行者やサイリングをする人に人気がある通り
• 人口密度が高く、都市化が進んでいる場所にある通り

Rue partagéeの基準は？

• 住宅街で交通量が少ないこと
• 見通しのよい通りであること（急カーブなどない場所）Offrir une visibilité importante (ex. : pas de côtes ou de courbes prononcées)
• トラックの輸送業者が行き交う場所や緊急車両移動通路でないこと
• バス (RTC)のルート上ではないこと
• 2020年に予定されている工事現場上でないこと
• 安全な場所であること

 現在Rue partagéeに指定されている通り

他の道路も追って更新されています。他の道路の進捗：Rue partagée

みあ　市民からRue partagéeとして使いたいと申請があった道路は300を超えたらしいです。そのうち基準を満たした通りを現在Rue partagéeとして指定もしくは指定手続きを踏んでいます。

Rue partagée使い方は？

Rue partagéeとして使える時間は23時まで。それまでは車の事故などを心配せず、安全に車道で遊べます。

みあ

歌を歌ったり、ダンスをしたり、楽器を引いたり、道路に絵をかいたり、子供を世話する親にとっては、ありがたい政策です。

歩道が広く使うことができ、コロナ対策のソーシャルディスタンスにも最適ですね。

ケベック人

いつまで？

いまのところ10月15日まで続ける方針です。夏に旅行などいけなくて行く場所が減ってしまった今、家の近くの公道でも安全に遊べるのはいいですね。

ちなみに、、、お店が立ち並ぶRue saint Jeanは、完全に遊歩道にし、車の立ち入りを禁止しています。