今日こんなニュースを見ました。
カナダの料理家のある有名ブロガーが証言した「夏以降カナダのバターが硬すぎてパンに塗れなくなっているとのニュース」これには、コロナが関係しているらしいです。
コロナとバターの関連性が気になったので、ニュースを読んでみました。
料理家の証言
この料理人ブロガーは、最近カナダで作られたバターを室温においていても柔らかくならず、パンに塗れなくなってしまった変化に気づきました。
そのため数週間前に、最適な温度環境のもと様々なバターを同時にテストした結果、フランスのバター以外は硬いままだったとのことです。
なぜカナダのバターは硬くなった?
その理由はコロナとヤシの油。
コロナ以降、レストランは閉まり、学校や保育園も休校になったりと、私たちの生活環境が以前とだいぶ変わってしまいました。
そのため、家で料理をする人が増えたカナダ。学校にいけない子どもとケーキやパン作りをする家庭も増えました。
それが理由で、2020年のバターの需要は13%も上昇したとのことです。
そこで、夏以降約30%の酪農者は効率よく牛乳を生産するため、牛の飼料にヤシの油を混ぜ与えていたとこのとです。
ちなみに、これは、牛の乳の出をよくするために昔から用いられている方法らしく、違法なことでもなく、自然のモノなので体に害があるものでもありません。
しかし、結果として、その餌として混ぜ与えたヤシの油がバターの固さに影響してしまっているらしいのです。
今後は?
現在ケベックの酪農協会であるLes Producteurs de lait du Québecは酪農者にパルム油を餌として与えることをやめるように要請しています。
同時にカナダの全国酪農協会は、牛の飼料としてパーム油の代わりとなる方法を研究するグループの創設を発表しました。
このニュース以外にも、コロナでレストランの大量発注がなくなってしまい、全世界の酪農者が四苦八苦しているニュースも拝見します。コロナは私たちのあらゆる生活や今までの習慣を壊しています。早くこの事態が落ち着くことを願います。