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警察と掴み合いにストライキ ケベックのマスク着用義務化で広がる波紋

みあ

フランス人の旦那と結婚し、2018年11月に日本からカナダのケベック州ケベックシティに家族と移住。

ケベック州では7月18日からコロナ対策の一環で屋内公共施設内でのマスク着用を義務化しました。詳細についてはこちらhttps://canada-life.blog/mandatory-wearing-mask/

これに対し昨日反対派のストライキがBeauceにて行われました。

参加者は400~700人超。多くが、中小企業(洋品店、小売店、食品店など)の社長、レストランやバーのオーナーなどでした。ストライキの主催者Chantale Giguère氏は次のように訴えています。

「マスクの着用の有無については自由の意思を尊重してほしい。他人の生活様式を変化させコントロールすることはできない。マスク着用は自由意思。表現する権利を奪っている(意訳)」。

On veut qu’ils [le gouvernement] laissent le libre choix aux gens de porter le masque ou pas. On ne peut pas brimer la vie des gens comme ça. Ce n’est pas comme ça qu’on contrôle un peuple. Le masque, ce n’est pas la liberté. C’est le contraire. Ça nous enlève le droit de nous exprimer

多くの参加者はマスク着用の義務化にたいして自由意志を奪われたことへの不満を表現しているようです。マスク着用している人に対して批判をしているわけではないと強調していました。

その他の理由として別の参加者は

私たちの地元のお店の商売を守るために参加している。ルゴー首相によるこのような対策によって地元のお店は大打撃を受けている。私たちの商売はBeauceを代表し、ケベックを代表するものでもある。

je suis ici, c’est pour la protection de nos commerces locaux. Avec toutes les mesures et toutes les restrictions imposées par le gouvernement Legault, c’est la mort de nos commerces locaux. Nos commerces, ce sont qui représentent la Beauce, ce sont eux qui représentent le Québec. 

と表明しています。

他にもレストランのオーナーはマスク着用の義務化によって、客足が減ることへの不安を訴えています。

一方、モントリオールでは同日19日、コーヒーショップTim Hortonsにてマスク着用をしていなかった男性に対して、警察が3人がかりで捉える映像が流れてニュースになりました。

男性は、「マスクなくたって買えるだろ」と何度も警官に訴え、警官は「マスクがないのであれば退出しなさい」というのを繰り返して最終的には取り押さえられるというこの映像。映像をとった女性は男性の連れだったと。

たったマスクのために警察が三人がかりでこんなことする??と映像を取りながら、叫んでします。この映像を取った女性も、マスク反対派のようですね。

ちなみに撮影してる女性の咳が気になります。

いずれにしてもマスク着用がケベック内での混乱を招いてしまっているのに変わりありません。

しかし、今はコロナを撲滅するために皆一丸となるべきではないか?と私は思います。たかがマスク、されどマスク。自由の意思よりも人の命と健康が守ることが最優先ではないでしょうか。と思います。

みあ

フランス人の旦那と結婚し、2018年11月に日本からカナダのケベック州ケベックシティに家族と移住。

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