La renouée du Japon menace la biodiversité (日本のLa renouéeが生態系を脅かす)というタイトルの記事を昨日ケベックのradio canada(カナダで有名なニュース番組)目にして「え?日本のなにが生態系をおびやかしているの?」とちょっと他人事ではない胸騒ぎがしてしまいました。(大袈裟??)
この記事がのってるradio canada↓
La renouée du Japon menace la biodiversité au domaine de Maizerets
La renouée du Japonってなに?
La renouée du Japon とはイタドリのことです。地方によって呼び名が変わるようで、スカンポ(酸模)、イタンポ、ドングイ、スッポン、ゴンパチ、エッタン、ダンチ、タンジ、スイバ、サイタナなどとして知られています。

イタドリの驚異
写真をみてお分かりのとおり、花は小さく白くてかわいらしいのですが茎が太くてまるで竹のような見た目です。新芽は赤くまさしくたけのこのように生えています。その見た目の通り竹のようにとっても生命力が強く、幅広に高さはなんと2mを超えて成長することもあるようです。またアスファルトを突き破って生い茂ったり、他の植物の成長に害を及ぼしたりするため、海外では侵略的外来種とされているそうです。
そしてそのイタドリはいまケベックシティから車で5分リモワリューにあるdomaine de Maizeretsという公園を侵略してるとのことです。
domaine de Maizerets
2000 Boulevard Montmorency, Québec, QC G1J 5E7


この27ヘクタールある自然豊かな公園のなんと20%以上の土地をイタドリが占領してしまっているとのことです。
また在来植物の成長を脅かし、domaine de Maizeretsの生態系を崩しているらしいです。
市民への呼びかけ
イタドリの除去はその生命力と茎の太さから容易ではありません。そこで、ケベックシティでは市民へ除去の協力要請をしています。
8月末の火曜日と木曜日で行われます。
まとめ
日本でも外来種が問題になっていますが、こちらにきて逆に日本の在来種がケベックの生態系を荒らしていることもあることを改めて思い知らされました。イタドリのほかにもワカメやカブトムシといった、私達には馴染みのあるものが海外では嫌われ者。とても悲しい現実です。
家族でdomaine de Maizeretsにイタドリ除去のお手伝いに行こうかと思います。Japonと名前がついてるだけあって、なんだか責められそうで(自意識過剰かしら?)躊躇していますが‥。