Retraite Quebecの調査でケベックの赤ちゃんの名づけ人気ランキングが公表されました。
ケベックの名前事情
ランキングを見る前にケベックの名前事情が日本と異なる点を紹介します。
夫婦別姓が基本
フェミニズムが先進国であるカナダのケベックでは、夫婦別姓をとるカップルが多いです。
子供は苗字を2つもてる
例えば Marie Dubuc-Landry(マリー デュブック-ランドリ) とSimon Hémon-Durivage(シモン エモン-デュリバージュ)(MarieとSimonが名前で太字が苗字)が子供をもった場合の子供の苗字はDubuc-Hémonか Dubuc-Durivageか Landry-Hémonか Hémon-Landryの中から親が選択できます。
名前も二つ持てる
例えば、Marc-Antoine(マーク・アントワン)。見てわかるようにマークとアントワンとくっつけた名前です。
書類づくりで聞かれるなぞの母の旧姓
ちなみに、重要な書類作りや病院のカードを作るときに決まって親の旧姓を聞かれます。母親の苗字は?と聞かれるたびに、父親と同じですというと、旧姓は何?と聞かれます。私からするととても不思議です。
英語圏よりな名前が多い
フランスに住んでいた私やフランス人の旦那には聞きなれない、英語圏よりな名前をよく耳にします。
女性だとRomy(ロミー)Jessy(ジェシー)
男性だとWilliam (ウィリアム)やLiam (リアム)Donalde(ドナルド)Jacob(ジェイコブ)などです。
Hの発音が消える
これはフランス語の特徴ですが、Hは発音しません。例えば、Hotelはホテルではなく、オテルになります。
なので、Hanaはハナではなくアナ、Hélèneはヘレンではなく、エレンになります。
ではあらためてランキングへ
2019年カナダケベックの赤ちゃんの名前人気ランキング
女の子
- OLIVIA (オリヴィア)
- EMMA(エマ)
- ALICE (アリス)
- CHARLIE (シャルリー)
- CHARLOTTE (シャルロット)
- LEA (レア)
- FLORENCE (フロロンス)
- LIVIA (リヴィア)
- ROSALIE (ロザリー)
- BÉATRICE (ベアトリス)
男の子
- LIAM (リアム)
- WILLIAM (ウィリアム)
- THOMAS (トーマ)
- LEO (レオ)
- NOAH (ノア)
- LOGAN (ロガン)
- NATHAN (ナタン)
- FÉLIX (フェリックス)
- RAPHAEL (ラファエル)
- EDOUARD (エドワード)
日本でもえまちゃん、れあちゃん、リアム君、トーマ君、レオ君などはとても人気な名前ですね。
どの名前もとても素敵ですね。