今日こんな記事をみました。「ケベックで生まれ市民権をもった子供も健康保険が出ていない。そんな子供たちに健康保険が降りるように措置を急ぐ。」
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健康保険加入条件に一時滞在ビサの親の子どもはカナダ生まれでも注意 州は変更措置を急ぐ
ケベック州では、健康保険(RAMQ)をもっていれば、基本的に無料で医療を受けられます。 但し、移民として海外からこちらに来る場合には、健康保健に加入するには、いくつかの条件があります。そしてその子ども ...
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健康保険が降りるのにかかる時間
そうなんです。え?市民権をもった子供でも健康保険おりないの?と思うと思います。
ケベックでは健康保険が降りるのに条件が厳しく、取得にも大変な時間と要力が必要です。
例えば、私のケース
visa申請 | 6か月 | visaが降り、健康保険申請 | 3か月 | 健康保険降りる |
→→→ | →→→ |

私の場合は9か月クレカ付帯のプライベートの旅行保険などに加入し、万が一の場合に備えていました。短期間滞在であれば複数のクレカの海外旅行保険自動付帯でカバーも可能。
エポスカードは入会・年会費無料です。 詳細は以下の通り
ファミリードクター制度
こちらはファミリードクター制度をとっています。
健康保険が降りてからの申請になります。
これは、その人に一人担当医師がつき、問題があるとファミリードクターに問い合わせるので、日本みたいに、自分で近所の医者に診てもらうことはできません。
ファミリードクターは取得するのに3年~5年以上かかるといわれています。
こちらのフォームから申請できます。↓
https://www4.prod.ramq.gouv.qc.ca/GRL/LM_GuichAccesMdFamCitoy/fr/Citoy/LMA1_Identification

ファミリードクターがいない場合は?

ファミリードクターがいない間は、こちらでなにか病気にかかると病院の緊急外来にいかなければいけません。保険がないと治療費は高額(診察料1000ドル)です。プライベート病院の外来も可能は可能(診察料はクリニックごとに変わる)ですが、予約はとれたら本当にかなりラッキーで、私は何度も断られました。
プライベートの旅行保険に加入していると安心です。
日本のクレカの保証期間が過ぎた後は、現地の銀行などでもプライベート保険に加入できます。
プライベート保険への勧め
年会費無料の旅行保険付帯のクレカに加入しておくと余計な出費がなく、ポイントも稼げて便利です。私は無料のエポスカードと有料の某クレカを2つもちしていました。
エポス
- 無料 ・旅行保険の疾病治療のカバーが270万と高額
- ネットからの入会で2000ポイントGET
- 90日の保証期間
健康保険の負担額
ケベックでは疾病や妊娠出産などの医療費は保険が効き無料ですが、薬代がかかります。健康保険をもっている子供も薬代の一部は負担しないといけません。

それから、眼科や歯科にかかった場合は健康保険対象外です。親知らずの治療で800ドルとられたりします。子供は治療の場合のみ保険対象になるようですが、あらかじめかかるクリニックにきくほうが安心です。
診察までに10時間 待ち時間が長いケベックでの外来



ケベックの緊急外来は待ち時間が長いことで有名です。だから本当に緊急時以外は診察待ちを強いられます。ファミリードクターも予約をとってから外来が基本なので、急な熱での外来などは緊急外来が必須です。待つのが嫌で皆子供の小さなケガや風邪などは近所の薬局で薬を買って対応しています。

もしものときの811
811とはケベックの看護師さんに直通の電話番号です。
気になる症状や緊急外来にいくまでもないかな?と悩んだ場合には811に電話で問い合わせをします。811に電話をすると看護師さんにつながり、アドバイスをしてくれます。症状の確認、するべきこと、病院にいくべき症状か、など教えてくれます。24時間つながり、英語での会話も可能です。
市民権をもつ子供の健康保険加入について
健康保険は市民権をもっている子供も親に結び付いています。
つまり移民で条件付き(仕事visaなど)で滞在している場合は、健康保険の期限が決められていて、永住権取得待ちの期間に健康保険が切れると、子供の健康保険も無効になります。
現地で生まれた市民権を持つ子供でも、健康保険はあくまで親にむすびついているため要注意です。
これかなり問題視されていて、今回ニュースでとりあげられていて、ケベックの市民権をもつ子供に健康保険が降りるように措置を急いでいるみたいです。
いちお条件は緩いのですが、下記の通り。
条件
- ケベックで生まれていること
- ケベックに通常通りすんでいること
- 183日以上ケベックにすんでいること
La protectrice du citoyen a, par le biais d’une recommandation qui n’a pas encore été suivie par le gouvernement du Québec, établi des critères d’accès à la RAMQ. Un enfant mineur non émancipé pourrait en bénéficier s’il :
est né au Québec;
y demeure de façon habituelle;
y est présent plus de 183 jours par année civile.
移民する前はカナダは医療費が生涯無料で助かるなと思っていたけど、いざ蓋を開けてみると、実際には医者にかかれないのが現実です。そして薬代は日本に比べて高額です。健康保険もすぐには降りません。
健康な体であれば、あまり問題ありませんが。
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