医師不足深刻、ケベックのファミリードクターは599日待ち

ケベックの医療事情がかなり厳しいことは、すでに何度かこちらのブログでも書かせていただいています。
コロナがさらに重症患者が増え、コロナがきっかけでリタイアを決める医者が不足が加速化しています。

今回は、ケベックを含め、カナダのファミリードクターの制度と一緒に、現段階でファミリードクターを取得するには、どれくらいの期間がかかるのかというニュースを見たので紹介させていただきます。

参考 https://www.journaldequebec.com/2021/08/02/599-jours-dattente-pour-avoir-son-medecin-de-famille

ファミリードクター制度(担当医師制度)と待機リスト

ケベック州では、一人一人にファミリードクター(担当医師)がつきます。(カナダ全土でも同じようですね)

診断の流れは、緊急時以外ではこの担当医師に診断(予約制)をしてもらい、そのあと、必要であれば専門医を紹介してもらえたりします。

ファミリードクターがいない場合は、予約なしで緊急病院に行かなければならないのですが、緊急性が低い風邪や熱なんかでは、優先順位がさがるので、10時間待たされるということが起こりえるのです。

ファミリードクターは登録制ですが、登録してからの待機日数が非常に長く、平均599日かかるといわれています。
実際にケベックシティに住む友達と話すと、4年5年経っても一向に連絡がこない。という話はよく聞きます。

待機日数と待機人数

ファミリードクターは登録制ですが、登録してからの待機日数が非常に長く、平均599日かかるといわれています。。

一部モントリオールの地域では、待機リストに登録後取得までに平均1489日の日数を必要としているそうです。(健康な大人)
しかし、モントリオールに限らず、実際にケベックシティに住む友達と話すと、4年5年経っても一向に連絡がこない。という絶望的な話はよく聞きます。
私たちももうすぐこちらに来て3年リスト登録してから、同じく3年。連絡はまだ来ていません。

ファミリードクターを待つ州民数は、2019年のデータでは522,603人→2021年には724,022人

医師不足

ケベック州では800人から1000人の医師が不足していると指摘されています。(ケベック一般開業医連盟調べ/La FMOQ )
さらに、コロナがこの医師不足を加速させています。
コロナをきっかけでリタイアを決める医師や、老人ホームにかかりつけ医として付きっ切りになる医師などにより、ファミリードクターとして働く医師の数が減ってしまっているとのことです。

州の対応は?

これを受けて、昨年6月にルゴー州首相は医師に対する十分な報酬などを約束していますが、実際に状況がよくなっているのかどうか。

ファミリードクターを待つ身としては、とても不安な状況です。
今後、ケベックに移民を考えている人は、こういった医療事情であることを覚悟しておかれるといいかと思います。
特に子供連れのかたや、健康に不安がある方は、日本のように即日で医者に診てもらうことでの安心感は得られません。

なにはともあれ、一刻も早くこの状況が改善されることを祈っています。

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