子育てをしていて、移動するときに便利だと思うのがエレベーター。ベビーカーでの坂道や階段の乗り降りはかなり難しいからです。
今回は、私がベビーカーを押しながらエレベーターを使用して感じた、ケベックと日本の国民性の違いを書きたいと思います。
(正直書くのは悩みました。子育てしてる人が偉いのか?と言われそうだからです。もしかしたら、あれ?と思う方もいるかもしれませんが、あくまで私が経験した中での話です。)
日本での経験
東京に住んでいたとき、駅、デパート、スーパーなどベビーカーでエレベーターを使う機会は多々ありました。
先に言うと、東京でのエレベーターはストレス極まりなかったです。
- エレベーターに乗るまでの待ち時間が長い
- ベビーカーや車椅子の優先エレベーターでも普通の人が乗ってて、譲らない
- ベビーカーでスペースを取ってしまうと舌打ちされる
- 目の前にエレベーターが開いてて、間に合うように、走ってる私をよそに、先に乗っている人は閉めるボタンを連打して、待ってくれない
- 出るときに開けるボタンを押してベビーカーが出るのを待ってくれない
- 仕方なくベビーカーで階段を使うが(大変危険)誰も助けてくれない
本当に多々こういうことがありました。
ケベックシティでの経験
- エレベーター待ちの列の中でも、ベビーカーを見ると先に通してくれる
- エレベーターはあくまでベビーカーや車椅子が優先のようです
- ベビーカーを持っていてもいなくても、他人の乗り降りはボタンやドアを押しながら、待ってくれる
- ベビーカーでスペースを独占してしまい肩身の狭い思いをして、ベビーカーをたたもうとしても、ちょっとの時間よ、大丈夫、子供が優先よ!と言ってくれる
- 階段や坂を使わなければいけないときは、高い確率で誰か、助けが必要か声をかけてくれる
日本とケベックの国民性の違い
日本(東京)人は
- 弱者に厳しい
- 皆せかせかしてくる
- 他者に無関心
と感じます。
ケベックシティ人は
- 弱者に優しい
- ゆったりしてる
- 他者に寛容
- 忍耐力がある
と感じました。
まとめと感想
もしかしたら、日本も東京ではなく人が少ない場所だと違うかもしれません。
ケベックも都会のモントリオールでは東京のようなせかせかした人が多いのかもしれません。
残念ながら、子育てしながら東京に長く住んでたフランス人も、赤ちゃん抱いてるのに優先席を譲らない。サラリーマンは新聞読んでて知らんぷり、若い子達は携帯で気付かない。
階段の乗り降りができる普通の人が、エレベーターを必要としてる車椅子の人が並んでても先に行かせてあげないのが謎、だと言っていました。
またベビーカーを走らせてると道幅を取ってしまい、舌打ちされることが多いとも言っていました。
思えば、東京は便利で、気候にも恵まれていますが、子育てはストレスがいっぱいな環境でした。
子供が少し大声を出せば白い目で見られ、走ると危ないと罵られることもありました。
テレビを見れば、育児ってそんなに偉いのか?と議論を重ねてる番組が沢山ありました。
勿論皆が皆そういう考え方ではないと思いますが、少なくともケベックシティでは子育てしてる人が大変=助けてあげようという考え方の人が多いように感じます。
皆さんはどう思いますか?
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